下地の劣化は、経年による表面コーティング機能の低下によって発生します。
保護機能を失った外壁は下地材がむき出しになり、ダメージが直接及んでしまうことに。
建物全体の強度に大きく影響するため、放置しておかずお早めに工事のご相談をお寄せください。
■ 下地補修工事の工法について
爆裂補修
クラックから水分が浸入すると、コンクリート建造物の鉄筋に錆が生じます。
すると、コンクリートが膨張して押し出され、「鉄筋爆裂」という状態になります。
鉄筋爆裂を放置すると、コンクリート建造物自体がもろくなってしまうため、早急に爆裂補修しなければなりません。
欠損補修
コンクリートやモルタルの欠け、割れの修復といった左官分野の仕事も、コテを使用してきれいに修復します。
基本的には、欠損が大きく深い場合はエポキシ樹脂モルタルを使用し、浅い場所にはポリマーセメントモルタルを使用して修復します。
フィラー刷り込み
コンクリートやモルタル、タイルなどのひび割れを修繕する際に、Uカットせずに上から塗って補修する工法です。
1.0mm未満の小さなひび割れには、フィラー刷り込みが行われます。
Uカット工事(シーリング)
コンクリートに生じたひび割れをU時に掘削し、シーリングを充填する工法です。
シーリング材と躯体の接着面積が広くなり、何らかの挙動によってひびにズレが生じ、広がってしまう場合でも追従可能。そのため、同じ箇所で短期間に再びひび割れが起きるのを防止する効果もあります。
モルタル浮き注入工事
モルタル材の付着力が経年によって低下し、剥落するのを防止するための工法です。
外壁だけでなく、内壁の浮き補修としても使えます。
アンカーピンニング工法や塗替え(張替え)工法、外壁複合改修工法(ピンネット工法)の三種に分けられます。
低圧注入工法
ゴムの復元力を活かした工法で、ひび割れ内部にエポキシ樹脂等の補修材を加圧注入していきます。
ひび割れ内に加圧して注入するため、深層部まで補修できるのがポイントです。
壁面を貫通しているような大きなひび割れの補修に適しています。