現在、国内で主流となっている防水工法が、ウレタン防水です。
比較的コストを低く保てるのに加え、素材自体が軽く、凹凸のあるような複雑な形状の場所でも施工できるのが特徴。
繋ぎ目が無く仕上がるため、見た目の美しさを保てる他、建物への負担が軽いのもポイントです。
■ ウレタン防水のメリット・デメリットについて
メリット
・施工が容易であるため短工期が実現
・液状のウレタンで防水層を形成するため、下地の形状に馴染みやすい
・屋上やベランダなど、場所を問わない
・ニオイや熱が発生せず、周辺環境に優しい
デメリット
・人の手で塗布するため、塗装面が完全な均一にはならない
・経年劣化や亀裂に弱い(ただし、上からの重ね塗りで解決可能)
■ ウレタン防水の工法
ウレタン防水には「密着工法」と「通気緩衝工法」の二種類があり、現場の状況などを見ながら最適な工法を選択しています。
密着工法
通気緩衝工法よりも低コストで、およそ1~5年程の防水機能を維持できるため、コストを重視される方向け。
通気緩衝工法
およそ10~15年程の耐久力を持った防水層を形成できるため、耐久性重視の方向け。